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脱クラウド・オンプレ回帰!|再認識が進む世の中の店舗経営とは?

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脱クラウド・オンプレ回帰!|再認識が進む世の中の店舗経営とは?

こんにちは。「店舗活性化委員会( ミセカツ )」です!

コロナ禍にリモートワークの需要が高まったことで、様々な企業や店舗がクラウドサービスの導入や移行に踏み切りました。しかし現在クラウドを利用していた企業が、続々とオンプレミスに回帰する動きがみられています。

「脱クラウド」店舗システムの再考で高まる|法令改正もきっかけに

脱クラウド」の動きは、店舗でも見られています。
一つの理由として、インボイス制度電子帳簿保存法改正などの法令改正により経理のDX化の加速が期待される一方で、データ保持に関するセキュリティへの不安が高まっていることから、オンプレミスの再検討を進める店舗が増えているからです。
特にPOSレジバックオフィスのシステムは、一部の業種業態においてマイナンバーカード(地方自治体・クリニック・薬局など)やパスポート情報の読み取り(宿泊業・免税店などの観光業)を必要するため、今までよりも強固なデータセキュリティ対策の必要性が強まっていることが挙げられます。

「オンプレ回帰」の理由|クラウドのデメリット


それでは店舗のクラウド利用を考え直す要因になったものは何でしょうか?
背景としては、近年iPadなどを用いたクラウド型のタブレットPOSレジが店舗向けのPOSレジとして広く流通したことが挙げられます。

ここでは、クラウドとオンプレを利用した際の双方のポイントをPOSレジの視点で解説いたします。

1.セキュリティ上の不安

■ クラウドの場合

  • インターネット回線を使用し、不特定多数のデータをサービス提供元のサーバーに集約するので第三者から狙われるリスクが高い。結果として不正アクセスや情報漏洩の危険性が上がる。

■オンプレミスの場合

  • インターネット環境に関わらず独立した運用も可能。
  • 各企業ごとに独自のサーバーを設置する為、企業の要望に合わせたセキュリティレベルで運用を行うことができる。

オンプレ回帰の大きな要因と言われているのがセキュリティ上の不安です。

クラウド型のPOSレジは、データの送受信がインターネット経由であり、アクセス権限の設定ミス不正アクセス・マルウェアなどによる第三者からの攻撃によって情報漏洩の危機にさらされています。

一方でオンプレミス型のPOSレジは、システムを社内に構築し自社のネットワーク内で利用することができるため、第三者からの攻撃を受けにくく安全に利用することができます。また、企業が求めるセキュリティレベルに適した環境に自由にカスタマイズすることができます。

2.通信の不安定さ

■クラウドの場合

  • アクセスや利用が集中してしまった場合、サービス提供元のサーバーによっては安定した運用が難しくなるケースがある。
  • サービスに何か障害が生じて安定したサービスの運用ができなくなった際、サービス提供元が復旧作業を行う。修正がいつ完了するかはサービス提供元次第であり、復旧スケジュールをコントロールすることができない。

■オンプレミスの場合

  • 通信環境を企業独自で設定できるので、外部通信の影響をうけにくい。
  • 障害やトラブルが発生した際は社内担当者が対応しなくてはならないが、発生原因や、復旧スケジュールを把握することができ今後の対策に生かすことができる。

クラウドサービスは、不特定多数が共有して使用しているので、アクセス過多などサービス提供元のサーバー許容量を上回った場合、サービスを安定して使うことが難しくなる場合があります。
また、サーバートラブルやメンテナンスなど何かイレギュラーな障害が発生した際、サービス提供元の復旧を待つことしかできません。

クラウド型のPOSレジの場合、レジ自体が動かなくなるので売上が立てられないクレジットや電子マネー決済が通らない自動釣銭機が(レジの信号を受信できず)動かないなど、幾多のトラブルが発生し営業に支障をきたします。
さらにタブレット型のPOSレジの場合は、Wi-Fi環境で使用するものも多く、ルーターの通信速度や建物の構造において安定した通信が担保されないなどの不具合が発生する可能性があります。

オンプレミス型のPOSレジの場合、オフライン環境でも動作が可能なので店舗の運営を妨げずに運用を行うことができます。また、障害の発生時は自社内で対応する必要があり時間がかかる場合がありますが、原因の追究を明確化することができ、今後の対策に生かすことができます。

3.利用料金の高さ

■クラウドの場合

  • POSレジとしては月額制サービスを提供していることが多い。
  • 初期の利用費用は比較的安価な価格設定だが、店舗で必要な機能を追加オプションで積み上げていくと、長期的に見たときに総コストが高くなってしまうケースがある。

■オンプレミスの場合

  • POSレジの利用プランに買取が用意されている場合があり、初期導入費用は高くなるものの、月々の料金をかけずに安定して運用することができる。

クラウド型のPOSレジの場合、アプリケーションの月額料金は比較的に手ごろな価格設定で設定されていることもあり、初期導入の段階ではランニングコストを下げて手軽に運用できることが魅力のひとつになります。
しかし、必要な機能をオプションで追加すると高額な費用を毎月支払う必要があるなど、長期的に見たときに利用料金の総コストが高くなってしまう可能性があります。

一方でオンプレ型のPOSレジは、アプリケーションに買取プランが用意されている場合があり、長期的に使用しても利用料金が大きく変動しません

オンプレもクラウドも!|ビジコムのハイブリットPOSレジ「BCPOS」

クラウドでもオンプレでも使える
ビジコムのPOSレジ「BCPOS

ビジコムのPOSレジ「BCPOS」は、クラウドとオンプレどちらの環境でもご利用可能なPOSパッケージソフトです。
通常のPOSレジ機能だけでなく、セミセルフレジ多彩なキャッシュレス決済選べる決済端末自動釣銭機連動など様々な機能をご利用いただくことができ業務効率を高めた店舗の運営を実現します。

オンプレ環境でも安定した動作ができ、クラウドに接続することでクラウド店舗本部管理システム「TenpoVisor」のサービス上で、POSレジの販売データを集約して本部管理・分析ができるなど、幅広い機能を兼ね備えています。

BCPOS」の機能

ネットワーク制限を付け、高セキュリティで一部データの送信が可能

店舗の情報を集約。クラウド店舗本部管理システム「TenpoVisor
POSレジの一部データのみ、
セキュリティレベルの高いネットワーク回線でクラウドに送信します。

POSレジは顧客情報や販売データなど様々な電子情報を取り扱っている為、データの利用には十分に注意が必要です。
BCPOS」ではVPN接続を利用することで、クラウドで集計が必要な販売情報を選択して「TenpoVisor」へPOSレジの一部データのみを送信することができ、クラウドに送信したくない情報と振り分けることができます。

最後に

いかがでしたか?
クラウドとオンプレミスはそれぞれ異なった特徴があり、運営形態や業種などによってお店にあった環境でPOSレジを導入することが大切です。
情報管理やセキュリティ対策が一層注目されている今だからこそ、オンプレミス環境のPOSレジの選択も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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