複数店舗にまたがる在庫をPOSレジでカンタン管理!
残業必須だった棚卸し作業も営業時間内に少人数で終わるようになりました。
2018.07.31取材
アスファルトの上を快適かつ正しい姿勢で歩くことにこだわりつつ、オシャレさも併せ持つシューズを販売する『RegettaCanoe(リゲッタカヌー)』。商品数も多く、東京・大阪など大商圏に多店舗展開する同社は、在庫管理をはじめとするさまざまなことを手作業で行っており、その非効率なフローとスタッフへの負担増加に悩んでいました。
今回、『RegettaCanoe 自由が丘店』にビジコムのPOSソリューションを導入し、それらの負担が解消されたのはもちろんのこと、販促にまで影響があったそうです。
自由が丘店・店長の奥田様にお話を伺いました。
外国人観光客にも人気の街にあり、免税書類作成も多くある。
お客様プロフィール
RegettaCanoe 自由が丘店 様
■所在地
東京都目黒区自由が丘2‐16‐11
■業種
シューズ・サンダルの販売。
大阪生野区の職人によるハンドメイドながら、低価格で提供。
■URL
http://regettacanoe.com/
導入ソリューション
ビジコムのPOSレジSeavシリーズは、導入店舗のインテリアに合わせて選べるホワイトとブラックの2色展開。
事例の詳細
導入前の課題と背景
以前のレジスターはPOS機能がなく、部門登録と売り上げの記録だけでしたので、レジ閉め作業にも時間がかかっていました。また在庫も、エクセルの表へ手入力をするというやり方で管理していましたので、ラインナップが多くなるほど作業時間が増えましたし、入力ミスの確認や修正でさらに時間がかかるという効率の悪さでした。
また、3つの直営店がそれぞれで在庫管理をしていたので、3店舗を束ねる本社も正確な在庫数を把握しきれていなかったと思います。さらに、在庫がデータ化されていないことで、棚卸しの際はひとつひとつリストと商品を突き合わせており、スタッフ4人がかりで3時間もかかっていました。
そこで、課題を解決するためにPOSレジの導入を検討することになったのです。
選択のポイント
課題であった『各店舗の在庫管理』『本社・店舗間のデータ共有』『免税手続き』。これら3つの課題をすべて解決でき、安価で、店舗の内装にも馴染むコンパクトサイズという点から、ビジコムに頼むことになりました。
基本の<POSシステム>に、複数店舗管理システム<TenpoVisor(テンポバイザー)>、免税書類作成システム<あっと免税>を追加するという明確さで、製品選びもわかりやすかったです。クレジットカード決済などのキャッシュレス化に対応しているのも、インバウンドが加速する商圏では必須でした。
そして導入後はカスタマーセンターで操作方法をサポートしてくれるため、安心して使えることも心強く感じました。
導入後の成果
<POSシステム>では、商品を販売する際バーコードを読み込むだけで即時に在庫数へ反映されますし、当然売り上げ等も集計してくれるので、在庫数も現金も間違いが少なくなりました。
<TenpoVisor(テンポバイザー)>で本社・店舗間の在庫共有も実現。1時間ごとに各店舗の在庫数が更新されるので、何がどこでどれだけ売れたかも一目瞭然となりました。さらに店舗間での商品の取り寄せも、システムを通じて行えるようになり、販売チャンスを逃さなくて済むのも、うれしい成果です。
インバウンドの増加によって免税販売の必要があったのですが、手続きに時間をとられる懸念もあり、免税販売の導入が後手になっていましたが、POSレジと免税システムの連動で、免税販売も始めることにしました。免税の作業もパスポートをスキャンすれば、20秒程度で店舗控えと免税帳票がプリントされるので、格段にスピードアップしました。POSレジの画面もタッチパネルで操作ボタンがわかりやすく表示されているので、迷うこともない簡単さと、誰でもすぐに操作できるシンプルさが気に入っています。
販促活動にも良い影響がありました。
顧客をデータ化できるようになりましたので、ポイントカードを従来のスタンプ押印方式からバーコード式へ変更。購入履歴が蓄積されるので顧客との関係も深まったほか、DM発送の抽出も簡単になったので、半期に一回だったDMを毎月出せるようになりました。
経営側もそれらデータをマーケティングに活かしています。新製品の開発には、<TenpoVisor>からリアルタイムで上がってくる売り上げデータ、売れ筋の情報を役立てているそうです。
今まで閉店後に手作業で行っていた事務作業も不要に。
POSデータに取り込まれ、個数も種別も間違いなく集計される。