瀬戸内海に浮かぶ、手作りジャム専門店。
POSレジの導入により、売上管理・インバウンド需要に対応。
全国からリピーター&観光客が押し寄せる瀬戸内の手作りジャム専門店。
商品管理、売上分析、インバウンド対応を期待して、POSレジの導入を決定。
2018.03.24取材
瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな山口県の周防大島(すおうおおしま)。本土とは橋で結ばれており、温暖な気候、美しい海や山、豊かな食を楽しみに日本国内からはもちろん、外国人観光客も多く訪れます。その周防大島で、島特産の柑橘類を使ったマーマレードをはじめとする種類豊富なジャムの製造販売と、カフェ、農園を経営されているのが瀬戸内ジャムズガーデン様です。
2006年のオープンから人気は右肩上がりで、年々商品数も客層も幅広くなっていましたが、POS機能がないレジスターだったため、データの蓄積や分析をすることができていなかったということです。同社代表取締役で店主の松嶋 匡史(ただし)様にお話を伺いました。
お店の前には瀬戸内海が広がる。
株式会社中部電力に11年間勤務後、周防大島で手作りジャム専門店を起業。
お客様プロフィール
株式会社瀬戸内ジャムズガーデン 様
■所在地
山口県大島郡周防大島町日前331-8
■業種
ジャムの製造販売&観光農園&ギャラリーカフェの『瀬戸内Jam's Garden』の運営。
農業(一次産業)・加工業(二次産業)・サービス業(三次産業)が合わさった6次産業形態の優良事例として、2015年に農林水産大臣賞受賞。
また、創業直後から地域活性・町おこし等の活動も展開しており、松嶋様は里山資本主義に関する様々なポジションでも活躍中。
■URL
http://jams-garden.com/
導入ソリューション
BCPOS
TenpoVisor
事例の詳細
導入の背景
瀬戸内ジャムズガーデン様のある山口県周防大島町には、ビジコムの“周防大島サテライトオフィス”があります。そのご縁でクラウド連動型POSシステムをご紹介したところ、様々な情報をデータ化・分析してマーケティングに活かせることのほか、税率変更への対応、多様な決済方法といったPOSならではのマルチな機能にご興味をいただきました。
同社が店頭に並べているジャムは、常時約40種類。加えて旬の果物や原料の時期に合わせた期間限定品の商品を合わせると、年間約180種類のジャムを扱います。さらに併設するカフェのドリンクやフード、本や手作りアクセサリーなどの物販など、多岐にわたる部門の売り上げを、キャッシュレジスターで対応していました。
しかしそれでは商品毎・時間毎・属性毎などの詳細なデータが取れず、商品開発や製造計画などに活用することが難しかったそう。
『毎日の店舗の動きをデータ化、分析し、よりよい経営と製品を目指す』そのような目的で、POSレジを導入することになりました。
ずらりと並ぶ、種類も価格も異なるジャムも、値段別でしか分けられなかった。
選択のポイント
2019年10月よりスタートする軽減税率の設定も簡単にでき、今後の税率が変更になっても無料でバージョンアップしていること。また現金・クレジットカード・電子マネー・スマホ決済(QRコード決済)などのさまざまな支払い方法に対応していることを高く評価していただきました。
キャッシュレス決済については、対応するブランドを随時増やしていく予定とご説明したところ、近年多くなってきていた中国人観光客向けに『WeChat Pay(ウィーチャットペイ)』のご利用もお申し込みいただきました。
それと同時に重視していらしたのが、すべてのスタッフが操作しやすいこと。ビジコムは設置時に必ず使い方をレクチャーしますし、その後のトラブル発生時もカスタマーセンターがリモート操作などで復旧作業を行うなど、お店様がいつでも安心して使用できる体制を整えていることも大きな評価につながりました。
導入後も困ったときはカスタマーセンターがサポート。
いつもストレス感じずに、安心して使用できます。
直感的操作が可能なわかりやすいインターフェースで迷いはなし。
画面も大きく誰にでも打ちやすい。
導入後の成果
導入後の運用について、以下のように松嶋様からお話をいただきました。
「まずは、データから売上の分析を行います。分析結果によって、効果的に商品開発や製造計画などを立てていきたいです。周防大島町は“みかんの島”と呼べるほど柑橘類の種類が多く、当社で製造しているマーマレードも約80種類と、その数は日本一といっても過言ではないと思っています。その他のジャムも、果実の風味を活かすために小ロットで製造していますので、売れる価格設定にするためにも、無駄のない的確な製造計画が必要だと思うのです。
またPOSレジのデータをマーケティングの軸として、イベント企画、ネット販売、スマホアプリでの販売などにも反映させていきたいです。
私自身も移住者ですが、今、新しい方がどんどん周防大島に移住してきており、皆さん大きな目標を持って起業していらっしゃいます。私たち瀬戸内ジャムズガーデンは、移住者の方々に協力し、地域と共に歩んでいく会社でありたいと思っています。
個性ある会社が増えて、魅力的な島になり、より多くの観光客の方が訪れてくれることで、島が潤うという好循環になってほしい。事業を軌道に乗せるための有効なツールとしても、POSレジの活躍に期待します」
今まで通り売り上げを管理しながら、在庫、顧客情報、商品動向などの貴重なデータも同時に管理・把握できます。