100年以上前の沖縄古民家を活用した大人気観光スポット。食事処・売店・カフェが揃い、免税処理やピーク時対応などでPOSレジが大活躍。
2019.05.15取材
趣ある沖縄古民家でくつろぎながら、沖縄そばと琉球料理を味わえるお食事処『百年古家 大家(うふやー)』様。起伏に富んだ敷地内は古き良きやんばるの風景が広がり、遊歩道も整備されて散策を楽しむこともできます。文化財としても価値のある古民家で、沖縄の豊かな自然に囲まれながら、本格的な沖縄料理が食べられるとあり、地元の方はもちろん、観光客の皆さんも必ず立ち寄る、名護市の有名観光スポットです。そのお食事処・大家には、お土産処の『大家スイーツ工房』とソフトクリーム等販売するスタンド『UFUYACafe』が併設されています。この『大家スイーツ工房』と『UFUYACafe』へ、ビジコムのPOSソリューションをご導入いただきました。
お客様プロフィール
導入ソリューション
事例の詳細
導入の背景
百年古家大家(うふやー)様 は、名護市の老舗観光施設・ナゴパイナップルパーク様のグループです。ナゴパイナップルパーク様とビジコムは以前からお取引があり、ビジコムのPOSソリューションを高く評価していただいたことで、大家様ともご縁がつながりました。
大家様のお土産処『大家スイーツ工房』は、自社製のバームクーヘンやロールケーキのほか、沖縄土産など数百を超える商品を扱っていましたが、その膨大な商品の棚卸を手作業で行っていたそうです。
またアジア圏からの観光客が大勢訪れるため税務署へ免税店登録も行っていましたが、免税販売のための準備には着手していない状態でした。
さらに軽食スタンドの『UFUYACafe』にも、POSレジを導入したいというご要望がありました。
導入にあたってのご提案
『大家スイーツ工房』と『UFUYACafe』は、取り扱い商品の違いなどから、必要なシステムや周辺機材も異なりました。
免税販売をスタートしたい『大家スイーツ工房』には、POSレジ『BCPOS』にプラスして免税書類作成システム『あっと免税』と、パスポート情報を読み込むリーダーや免税書類を印刷するプリンターが必要でした。また手作業で行っていた棚卸は、ほぼすべての商品にバーコードがついていたため、ハンディターミナルで読み込めば簡単・正確にデータ化できることをご紹介しました。さらに店舗管理システム『TenpoVisor(テンポバイザー)』をプラスして、リアルタイムの売上げ管理や在庫管理、受発注業務の自動化などもお勧めしました。
一方、『UFUYACafe』はその場で消費する飲食物のため、免税システム等は必要ありません。店舗の規模も、お食事処へ向かう導線の一角に収まるような小規模なスタンドのため、POSレジにレシートプリンターが内蔵されたオールインワン小型POSターミナルなどをご提案しましたが、最終的には省電力&高性能で、埃にも強い機種をお選びいただきました。
その他、滞在時間が限られている観光ツアーのお客様は、短時間で多くの数をさばく必要があるため、レジのオペレーションをより効率化できるよう、自動釣銭機もご紹介いたしました。自動釣銭機を導入すると、会計にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。さらに金銭の受け渡しのミス防止、レジ締め作業の簡易化などのメリットもあります。スタッフの方々の負担も軽減されるということで『大家スイーツ工房』に導入いただきました。
導入後の評価
実際に稼働し始めると『あっと免税』の使い勝手が想像以上に良いと、お褒めの言葉をいただきました。POSレジ、プリンター、パスポートスキャナーを揃えてもコンパクトであること。20秒程度で免税に必要な帳票が印刷される速さ。パスポートスキャナーの精度の高さなどが、高い評価につながりました。
また現金・クレジットカード・電子マネー・スマートフォン決済など、多種多様な決済方法に対応しているところも評価していただきました。外国人観光客の多い観光地にとって、WeChat Pay(ウィーチャットペイ)、Alipay(アリペイ)など海外の決済サービスにも対応しているビジコムのPOSソリューションは大いに役立ちます。取り扱う決済サービスは随時追加しており、継続してお使いいただいているお店様にもPOSソフトのバージョンアップで反映しています。
外国人観光客の免税手続き、多様化するキャッシュレス決済、土産品の管理など、人気観光スポットゆえの課題はたくさんありますが、ビジコムのPOSソリューションは大家様の“頼れるパートナー”として、今後も同社のビジネスをお手伝いしていきます。