POSレジのNSIPS®連携で会計・販売管理を自動化!調剤薬局の業務効率が大幅アップ。
2024.07取材
調剤薬局のチェーン店を運営されているオオノ様の課題の解決にはNSIPS®※1とPOSレジの連携が必要でした。ビジコムのPOSレジと店舗本部管理システムを導入いただくことで、各店舗の運営の効率化だけではなく、全店舖の売上管理や商品マスタ管理など多くの改善を図っていただけました。
※1 NSIPS®(エヌシップス)は公益社団法人日本薬剤師会が提案する薬局向けコンピューターシステム間の連携システムです。
お客様プロフィール
株式会社オオノ様
■所在地
宮城県仙台市青葉区上杉2丁目3番19号
■業種
調剤薬局(ひかり薬局・プラザ薬局)
■店舗
55店舗(POSレジの台数57台)
■URL
https://www.hikari-pharmacy.co.jp/
導入ソリューション
BCPOS
TenpoVisor
事例の詳細
導入前の課題と背景
従来の会計処理と販売管理方法に以下のような課題を抱えていました。
- ・手入力による会計処理と手書きの日計表管理は、入力ミスや管理の煩わしさに繋がっていました。
- ・OTC医薬品や一般品の価格を調べるのに時間がかかり、非効率でした。また、商品ごとに異なる消費税率を瞬時に判断するのは困難でした。
- ・レジ入力と一般品販売管理システムへの二重入力が、事務作業を増加させていました。
- ・レジ締め処理に時間がかかり、業務の負担となっていました。
- ・本部で店舗全体の販売状況を把握することが難しく、情報共有に課題がありました。
- ・クレジットカード売上締め処理が全て手作業で行われており、非効率でした。
- ・店舗売上を本部で別システムへ再入力する必要があり、手間と時間を要していました。
選択のポイント
NSIPS®との連携により、顧客管理や会計時のクレジット決済が可能になった点がポイントでした。また、本部で各店舗の販売状況をリアルタイムで確認できるところも良かったです。
導入に至るまで
まず初めに1店舗のみ導入して使い勝手の良さがわかりました。その後、消費税率の変更に伴い、全店舗への導入を検討しました。当時は「BCPOS」にはNSIPS®連携の機能がありませんでしたが、NSIPS®連携や未収金管理など、業務に必要な要件を取り入れていただくこととなり、導入に至りました※2。
POSレジの導入にあたってはすべて本部主導で進め、商品価格の見直しやリストの作成なども行いました。マニュアルの作成や営業担当の方にご協力いただき複数回の説明会を実施し、店舗担当者には不安なく使用してもらえるように準備をしました。
全店舗への設置は約1ヶ月で対応していただけました。
※2 ビジコムのPOSレジはパッケージでご提供しているため個別カスタマイズはお受けしておりません。汎用性の高い機能などについてはバージョンアップ機能として追加しています。
導入後の変化や効果
患者のデータを連携した会計により、未収金確認などがわかりやすくなりました。また、今までのようにレジと一般品の販売管理システムへの二重入力をしていたものがなくなったことで、作業の効率化が図れました。
お会計についても効率化が図れるようになりました。患者さんの名前と金額がわかる状態で会計ができるので、金額入力時の間違いがなくなり、お会計自体もクレジット端末と連携しているので、操作が簡単で患者さんをお待たせする時間が少なくなりました。
今後も店舗が増えた場合は、もちろん導入したいと思います。